ワシントンD.C.の「D.C.」とは?

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ワシントンD.C.の「D.C.」とは?

ワシントンD.C.のイメージ写真 ワシントンD.C.といえばアメリカの首都ですが、ワシントンD.C.の「D.C.」とは何を表しているのでしょうか。 また、アメリカにはワシントンD.C.の他にも「ワシントン州」という州がありますが、これとは何か関係があるのでしょうか。

ワシントンD.C.には、ホワイトハウスやアメリカ合衆国の連邦議会の議事堂があり、アメリカの政治の中心となる場所です。 このワシントンD.C.は、正式には「Washington, District of Columbia(コロンビア特別区ワシントン)」といいます。 このD.C.は「District of Columbia」の略語で、アメリカでは単に「D.C.」とも呼ばれていおります。


・ワシントンD.Cとは

ワシントンD.C.はご存知のようにワシントン州にあるわけではありません。 ワシントン州はシアトルがあるアメリカの西海岸ですが、 ワシントンD.C.は反対側のアメリカの東海岸にあるバージニア州とメリーランド州に接しており、 人口はアメリカ合衆国では第7位の約550万人です。

コロンビア特別区の「コロンビア」は、アメリカ大陸発見で知られるクリストファー・コロンブスにちなんだ名称となります。 また、ワシントンの名称は、初代アメリカ合衆国大統領のジョージ・ワシントンに由来した名称で、 かつていくつかあった自治体が1871年に統合された時に、当時の首都であったワシントン市の名前が残りました。 ワシントンD.C.は、唯一、州には属さない連邦政府直轄地区となります。


・ワシントンD.Cとワシントン州との関係は

ワシントンD.Cとワシントン州とは直接は関係ありません。 名称がどちらもアメリカ初代大統領であるジョージ・ワシントンに由来しているとう共通点だけです。 このように「ワシントン」という共通の名称があるため、 日本では単に「ワシントン」と言っただけでは、ワシントン州のことを言っているのか、ワシントンD.C.のほうか、 はたまたジョージ・ワシントンか、などと混同しますね。 しかし、アメリカでは、単に「Washington」といえばワシントン州を指し、ワシントンD.C.は「D.C.」または「Washington, D.C」、 ジョージ・ワシントンの場合は「George Washington」となります。

参考)
ワシントンD.C.(Wikipedia)