TOEIC(トーイック)とは?

無料で英会話TOP英語学習のコラム > TOEIC(トーイック)とは?

TOEIC(トーイック)とは?

TOEICのイメージ写真 TOEIC(トーイック)とは、Test of English for International Communication の略で、 アメリカのETS(Educational Testing Service)という非営利団体がやっている 「母国語が英語以外の人が、英語でコミュニケーションする能力を評価する為のテスト」で、 1979年に第1回目の公開テストが実施されてから受験者が増え続け、現在では世界150ヶ国、 年間約700万人(2014年実績)が受験しているテストとなっております。

テスト内容は世界共通のもので、日本語から英語、英語から日本語などに訳したりするような、その国独自の要素が入ったものではなく、 あくまでも「どれだけ英語でコミュニケーションができるか」という事を評価しますので、 英語コミュニケーション能力を評価する実質的な世界標準のテストといえるものです。

日本でTOEICのテストを実施しているのは、 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会で、 テストは、TOEIC Bridge、TOEICテスト、TOEIC S&Wの3種類があり、 TOEIC Bridgeはリスニングとリーディングで20点〜180点(2点毎)、 TOEICテストは、リスニングとリーディングで10点〜990点(5点毎)、 TOEIC S&Wは、スピーキングとライティングで0点〜200点(10点毎)となっており、 すべてマークシート方式で回答します。 一般に「TOEIC何点?」という場合にはTOEICテストを指します。 テストは、個人が受験できる「公開テスト」と、団体特別受験制度の「IPテスト」があります。

TOEICは英語でコミュニケーションする能力を評価する実質的な世界標準となっていますが、 全世界で年間約700万人(2014年の場合)の受験者数のうち、実に1/3以上の約240万人が日本での受験者数となっていて、 日本以外でも、韓国や中国などのアジアが中心に偏っている傾向があります。 これは、TOEICの発案者が北岡靖男さんという日本人だったという事が大きな理由 (なぜTOEICは日本でこれだけ広まったのか?)となっています。

いまや飛行機で世界中どこへでも行ける時代ですし、 インターネットの普及で、ますますグローバルな社会がやってこようとしている中で、 日本人の中でも今後英語が必要な世の中になってゆくと思っている人は少なくないと思います。 企業の多くもそれがわかっているので、英語のコミュニケーション能力であるTOEICの点数を指標として 社員を雇う基準にしているところが増えてきているのも事実です。

しかし、TOEICの点数が良いからといって、実際に英会話がスムーズにできるかというと、 必ずしもそうとも言えません。 なぜなら、TOEICテストはリスニングとリーディングですし、回答はマークシートで行います。 また、TOEIC S&Wのスピーキングテストでも、設問に対して答えますが、ネイティブと直接会話をするわけではないからです。 ですので、まずはネイティブスピーカーと英会話がスムーズにできるようになることを目指してやって行けば、 TOEICの点数は後からついてくるといえますので、就職などで必要に迫られない限り、 あくまで自分の英語力の成長を確認する一つの方法として、時々受けてみるぐらいで良いと思います。

TOEIC受験の申込みや受験日の確認などの詳しい情報は下記リンク先のTOEICホームページで確認して下さい。
TOEICサイト

TOEICテストは2016年5月から一部の出題形式が変更されます。
TOEICテストの出題形式が変更